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東日本大震災の米国時間朝、私の周囲の出来事

自分の気持ちを落ち着けるために、少し書き記しておこうと思いました。

まだ被害が広がっている様子がアメリカにも刻一刻と伝わってきます。犠牲者の冥福、被災者の方々の安全を心より祈ってます。

アメリカ中央時間の朝6時半に目覚めて、ウォールストリートジャーナルの電子版のヘッドラインで初めてニュースを知りました。日本のニュースサイトに移って実家のある神奈川でも死者が出たと知り、実家に電話を入れました。叔母と話して、両親、叔父叔母、妹夫婦の安全を確認しましたが、福島県の親戚とは電話がつながらないとの事でした。両親は交通麻痺で東京のオフィスから出れないでいるとのことだったので、オフィスや母の携帯に電話してみましたがつながりませんでした。

親戚の事は心配ですが、家族の安全が分かったので、被災の全貌を知りたくなり、まず開いたのがツィッター。そこでNHK、フジ、テレビ神奈川等がニュースをUStreamで配信していることを知り、出勤したあとオフィスでしばらくニュースを見ていました。特に荒浜で200~300人の方々の溺死体が見つかったニュースと、自衛隊が空撮した気仙沼市の広範囲の火災の映像が生々しく、ぞっとしました。

何人かの同僚が私の家族の安否を確かめに立ち寄ってくれたので、オフィスのメーリングリストで心配しないようにとメールを打ちました。その後しばらく、流れてくる日本語ニュースのうち、特に気になったものを英語でツィッターに流していました。ツィッターでは各地の避難所の状況、救出を求める声がリツィートによって伝わってきましたので、私も787人のフォロワーにいくつかの情報を拡散していました。

比べるものでもないかもしれませんが、さすがにハイチなどと比べると被害はずっと小さく、被災者への毛布や食料の配布の進捗の情報もどんどん伝わってきます。暴動や強盗のニュースが一切聞かれないのも日本ならではのことだと思います。それから一部の地域では地震波が伝わる前にテレビ、ラジオ、携帯電話に地震警報が流れたというニュースも印象的でした。

そういった少し明るいニュースには胸をなでおろす一方、原子力発電所の水位の低下と放射能漏れの懸念などのニュースは海外メディアでも報道されており、二次災害の心配はつきません。

被害はほとんどなかった様ですがハワイにも津波が押しよせ、アメリカ西海岸でも警戒態勢をとっているという話も伝わってきました。U.S. NOAAの津波警報マップの色も毒々しく感じられました。

そうこう情報をチェックしていたところ、母から連絡が入り、東京のオフィスに今夜は泊まりだということでした。声を聞けて安心をするとともに、無理に動いて交通事故などに巻き込まれないように念を押しておきました。ミクシィで妹の旦那さんのつぶやきで、やっと家にたどり着いた後、彼らはラーメン屋で夕食をすませたことを知り、素朴な話ながら安心を覚えました。私がアメリカ在住で何の力にもなれないので、彼が私の実家で妹、両親、叔父叔母と暮らしてくれている事に非常に感謝しています。

プレートの狭間に立地しているので、理屈で言うと定期的に巨大地震が来るのは当たり前な話なのですが、やはり大事な故郷や家族が危険にさらされるのは心苦しい限りです。自然の破壊的な力はどうする事もできないのですが、天災が多くの人災に広がらないように心より祈っています。

boston.comのBig Pictureの写真を見ました。心が痛むような写真の中、40番目の写真でインドの子供たちが日本の被災者のために祈りをささげている写真が心に残りました。

Original post: March 11, 2011 | Last updated: March 11, 2011

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